前回は実は簡単なハイレゾの聞き方 Part1として、
PCで再生環境を作る方法と、ネットワークオーディオプレーヤーを
使う方法を紹介しました。
今回は、ポータブルオーディオやスマホを使った方法について紹介します。
ポータブルオーディオプレーヤーで再生する
最近のポータブルオーディオプレーヤーはハイレゾに対応しているものが
数多く販売されています。
この場合は、ハイレゾ対応のヘッドホンやイヤホンをつければ、
すぐにハイレゾ音源を再生出来ます。
一つおすすめなのは、所有しているICレコーダーがハイレゾに
対応しているかどうか確認してみること。
2013年ころに発売されたICレコーダーなどはすでに
ハイレゾ対応をうたっている場合がある。
そもそもICレコーダーなのでファイルの管理などでは
若干見劣りする場合もあるが、すでに所有しているものが
ハイレゾ再生器として活用可能なら、活用しない手はない。
スマホで再生する
最後に、手持ちのスマホでハイレゾ再生するケースを紹介する。
実は、スマホはハイレゾ対応という点では大きく3つつのタイプに分かれる。
- iPhoneで再生する
- ハイレゾ非対応のアンドロイドで再生する
- ハイレゾ対応のアンドロイドで再生する
iPhoneで再生する
iOSは、現時点ではハイレゾに対応していないので、ハイレゾ再生には、
PCでの再生と同様、
- ハイレゾ再生用のアプリの導入
- ハイレゾDAC・ポータブルアンプを接続
という環境を設定することで再生が可能になります。
アプリはNePLAYERといった
アプリがよく利用されています。
ほかにも「iPhone ハイレゾ アプリ」で検索してもらうと
Onkyo HF Player for iOSなど
様々なアプリが販売されています。
またPCでいうUSB DACのモバイル版がポータブルアンプです(以下、ポタアンと呼びます)。
ポタアンは本来はヘッドホンアンプなのですが、
デジタルアナログコンバーター(DAC)の機能を
備えているものが多い様です。
もちろん、DACとアンプが別々に販売されているものも
あります。
なお、iPhoneの仕様上、88.2Khz以上のハイレゾ出力には
Lightning – USBカメラアダプタなどを使って、iPhoneと
ポタアンを接続します。
ハイレゾ非対応のアンドロイドで再生する
ハイレゾに対応していないアンドロイドの場合は、上記のiPhoneと同様、
ポタアンを使用して再生します。
アプリもiPhoneで記載した「NePLAYER」や「Onkyo HF Player for Android」
といった感じでAndroid OS用に様々なものが配布されています。
なので、詳細は割愛します。
ハイレゾ対応のアンドロイドで再生する
NTT Docomoの場合は、2014年の冬モデルあたりから、
スマホがハイレゾ対応になっています。
この場合は、特にポタアンなどを装着することなく、
ハイレゾ対応のヘッドホンやイヤホンを装着すれば、
ハイレゾ音源を再生することが可能です。
今お持ちのスマホがハイレゾ対応しているかどうかは、
メーカーのホームページで確認できますから、確認
されると良いと思います。
このケースが一番簡単にハイレゾ音源を再生できることになります。
さて、次回以降は、またそれぞれのケースで、
もう少し、実際に現時点で販売されている
機器などを紹介していきます。