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以前ソニーのハイレゾ対応のヘッドホンMDR-1Aを紹介しました。

その際に書いたように、ソニーのヘッドホンも随分試聴した。

はっきり言って、私にとっては聞きやすいというのが第一印象だった。

昔、長岡鉄男さんという音楽評論家の方がいた。

私の弟はオーディオに凝っていて、20年位前(もしかすると30年以上前)に、
この長岡さんが別冊FMファンの連載の中で、弟のシステムを試聴に来た。

そこで、いろいろとレコードを鳴らしたのだが、音で家が振動したらしい。

私の実家はオーディオルームなどは作っていない普通の木造一軒家なので、
振動もあり得たと思うが、それが言いたいのではなく、本当に音像を実感したいなら、
そのくらいの音量にしてみないとわからないということ。

なので、普通の人が、良い音で聞きたいと思う場合は、スピーカーから音を出すという選択肢は、
実は相当低くなっているのが実情だと思う。

つまりは、イヤホンやヘッドホンで聞くのが普通だと思うので、
ハイレゾ音源を聞く場合も、まずはそこにお金をかけるべきだろうと思う。

じゃあ、そこに5万も6万もかけられるかというと、それも難しい。

せいぜい1万、良くても2~3万円というのが限度ではないだろうか。

前回紹介したソニーのMDR-1Aもその選択肢であるし、今回紹介するのも、
そういう価格帯の選択肢の一つになると思う。

それがaudio-technicaのハイレゾ音源対応 密閉型ポータブルヘッドホンである
ATH-MSR7だ。

ソニーのMDR-1Aは、まさにこの10月10日に発売されたばかりだが、
こちょらのATH-MSR7は昨年11月に発売されている。

一年程度販売されているので、実は11月にaudio-technicaの新しいハイレゾ対応
ヘッドホンが発売されるとアナウンスされている。

しかし、ここでは、昨年のATH-MSR7を紹介しておく。

一点だけ注意点をあげておくと、口コミでもいろいろと言われているのだけれども、
側圧が強いので、長くつけていると、痛くなる人もいるかもしれない。

ただ、音質的には評判が良い一品である。